顔パックの手順

パック前に肌を洗浄

顔パック

パックの前には洗顔と化粧水

洗顔後は何もつけずにそのままお顔のパックを使った方が、直接美容成分も浸透して効果も高いと勘違いしている人がいます。 ですがフェイスマスクも普通のスキンケアと同じで、パックを使う前にも化粧水を使う必要があります。 化粧水には美容液よりもさらに高密度な機能的成分、美白やリフトアップ効果のある成分が配合されているため、美容成分の道すじを作ってくれる化粧水はお顔のパックに欠かせません。 特にクリーム状のパックをつける場合、肌が充分に潤っていないと油分の広がりが悪くなり油分が毛穴に滞ってしまいますが、 パック前に化粧水で肌を充分に湿らせておくと油分も動きやすくなり、毛穴が詰まりにくくなります。

パックの使用時間

パックの塗布時間は5~15分のタイプがほとんどで、中には3分で完了するタイプもあります。 そんなに早くて本当に浸透するのか、もっと長時間パックしたままの方が成分も浸透しやすくてお肌もツルツルになるんじゃないか、などと欲張った行動をしても意味はありません。 パックは決められた使用時間で必要な成分がお肌に浸透されるように作られていますので、それ以上長く肌につけていたとしてもほとんど浸透しないので時間の無駄になります。 逆にそれ以上長くやってしまうと、シートが肌の潤いを奪ってしまうので注意して下さい。 決められた時間だけパックをして、その後は速やかに次の段階へと進めたほうがよいでしょう。

パックの順番

顔に塗るタイプのパックを丁寧につけようと思ったら、塗り終わるまでに数分はかかってしまいます。 のんびりやっているとそれだけで塗布時間を過ぎてしまうこともあります。 そうなると最初の方に塗ったところはもう乾いて浸透完了だけど、最後の方に塗ったところはまだこれから浸透するので、まだ落とすことができないということになりかねません。 このようなタイムラグをなくすためには、皮膚温の低い部分から塗るのが有効な方法です。 皮膚温は額や鼻筋は高めなのに対し、頬や口のまわりは低くなっています。 皮膚温が低いほど浸透に時間がかかるので、いちばん最初に塗るのは頬、次に口のまわり、鼻筋、最後に額という順番がいいでしょう。